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思ったことを書いていきます

アイドル

日本でアイドルと言えば、ステージの上で歌って踊る少年少女のことを思い浮かべるだろう。

 

ただ欧米ではどうだろうか。そもそも上で述べた日本のアイドル文化が定着していないので日本人と同じ発想をするとは思わない。

 

idolという英語の意味を調べると、偶像という意味が出てくる。なるほど嵐やAKBはある種の偶像であることに違いはない。

 

ただ偶像という語を聞くと我々は何を思い浮かべるだろう。

私は、偶像崇拝という語をまず思い浮かべた。多くの人も同じであろう。

では偶像崇拝とはどのような時に使う言葉なのか。これは宗教的な話をするときに用いる。

つまり、欧米ではアイドルという言葉から神のことをイメージするのではないかと考えるのである。

 

これは非常におもしろい。

同じ単語から想像するものが地域によって違うのだ。しかも日本では宗教熱が欧米ほど高くなく、逆に欧米では歌って踊るアイドルというものの定着率は日本ほど高くない。

 

日本人はやはり実際に存在し直接会える存在というものに惹かれるのだろうか。

欧米人は逆に実際に存在しないまさに偶像に惹かれるのだろうか。

 

宗教信仰の熱の違いと歌って踊るアイドルへの熱の違いというものは本当に国民性を表しているのではないだろうか。

 

非常にわくわくしてくる問題である。

これは文化人類学に含まれるのだろうか。

文系学問もやはりおもしろいものである。