kazu.

思ったことを書いていきます

4学期制のデメリット

こんにちは

今日は4学期制のデメリットについて書いていきたいと思います。

 

多くの大学は前期後期という2学期制だと思うのですが、最近は4学期制の大学も増えてきています。

4学期制ですと、前期後期をさらに半分ずつに分け、週に2コマ同じ授業をし、1科目15回の授業がだいたい2ヶ月で終わります。

 

私が通っている大学も4学期制ですので、今までの経験から4学期制について書いていきます。

 

 

最初の問題として、言語の授業を4学期制にしてよいのかというものがあります。

言語というのはまとめて一気にやることよりも継続的に学ぶ方が定着すると思っているので2ヶ月でさっと終えてしまって定着するのだろうかという疑問があります。

まだセメスター科目(2学期制での時間割)として開講している言語の授業もありますが、どんどんクォーター制科目(4学期制での時間割)へと切り替えられている印象があります。

外国語を学ぶ際に2ヶ月で仕上げるなんてとても難しいと思います。それならば週に1回で課題をこなし予習復習をした方がよっぽど定着すると思います。

クォーター制では言語の習得ではなく、ただ単に単位を取るためにやるだけになってしまいます。これでは時間もお金ももったいないのではないでしょうか。

 

 

次の問題として、演習の授業があげられます。

演習とは講義と違い、本を読んだり文を訳したり発表用原稿を作ったりとたくさん予習でしておかなければならないことがあります。

週に1回のペースなら可能なこともこれが週に2回となると途端にきつくなります。もしその週2回の授業が同じ日に連続してあるのではなく2日に分けられていたとしたら、例えば月曜日に1コマ、木曜日に1コマというように。

これは本当に予習が大変になります。大人数で自分の発表が1クォーターのうちに1回だけならいいですが、毎回翻訳作業をしたりする科目ではこの科目のための予習で次の他の授業時間になってしまうかもしれません。

 

当然、この1つの演習だけをとっているわけではないはずですので他の授業についてもしなければならないこと、勉強以外にもやらなければならないことがあるはずです。

 

しかし、このまま4学期を続けているといずれ予習が間に合わなかったり、睡眠時間を削ったりということが起こりかねません。

 

 

そして、もう1つ4学期制にする意味あるのかなと思うことがあります。

それは留学の問題です。よく4学期制を導入する大学は、留学をしやすくするためと言っていますが私の周りで4学期制の奇数学期の終わりのところで留学へ行く人は見たことがありません。みんな2学期制の区切りのところで行っています。

それならばわざわざ4学期制にする必要なんてないのではと考えてしまいます。

 

4学期制は文科省などからは好感を抱かれるのかもしれませんが現場ではヒィヒィ言いながらやっています。

いつか2学期制に戻る時を心待ちにし、4学期制科目の演習の準備をしたいと思います。

 

 

読んでいただきありがとうございました。