職業訓練学校としての大学
私たちの時代では大学全入時代になり、多くの人たちが大学に通っています。
それに伴い大学が職業訓練学校、就職のための学校のようになっているなと感じます。
もちろん将来医者になるために医学部へ行ったり、教員になるために教育学部に行くということは大いにあるでしょう。それはもともとその学部がそのような目的のためのものだとわかるので当然と言えます。
しかし、他の学部ではどうでしょう。
大学というのは基本的に学問を学ぶ場として考えている私からするとこのままでいいのかなと思うことがあります。
ほとんどの人が卒業後は一般就職をすることになり研究職の道に進む人はほとんどいません。
それならば、専門学校を増やしてきちんと整備してそもそも学ぶために大学へ行っているのではない人たちは専門学校で過ごした方がいいのではないかと思うのです。
しかし、日本にはまだまだ専門学校の種類・量ともに足りておらず、地方学生は都会へ出るしかないのです。
専門学校を整備して大卒並みの待遇をするように変えていけばいいのではないでしょうか。
1つの例としては、国立大学のみにしその代わりに専門学校を増やす。それによって大学へ進学する人は研究の道へ、専門学校へ進学する人は様々な技術を学びそれを活かして社会で働いていけばいいのです。
このように変えていけば日本の労働人口の減少問題などの解決に一歩近づくのではないでしょうか。